青森県立弘前第一養護学校
Aomori Prefectual Hirosaki Daiichi Special Needs Education School
青森県立弘前第一養護学校
Aomori Prefectual Hirosaki Daiichi Special Needs Education School
7月23日(水)に小学部集会を行いました。
いつもは、体育館で小学部全児童が集まって活動を行っていますが、エアコンが無く気温も高いため、今回は各教室及び特別教室で、学級・学年・グループ単位で実施しました。
主な内容は、「校長先生のお話」、「高学年Aグループの発表」、「生活委員会の発表」でした。
今回は、3年1組が司会を務め、3年3組が「はじめのあいさつ」、2年4組が「おわりのあいさつ」を担当しました。
「校長先生のお話」では、4月から今日までを振り返ったり、夏休みの日程について確認したりしました。
「高学年Aグループの発表」では、体育の授業で行っている横転や前転、音楽の授業で行っているキーボードの演奏やダンスが披露されました。中でも、「はいよろこんで」の曲に合わせて踊るダンスは、発表を見ている児童も踊り出してしまうほど魅力的でした。
「生活委員会の発表」は、夏休みの過ごし方についてのクイズでした。簡単な○×クイズになっていて、どの児童も楽しんで参加しているようでした。正解が発表されると、喜ぶ児童、残念な表情を浮かべる児童と反応が様々でした。
次回の開催は9月です。内容は、「広報委員会の発表」、「アートクラブの発表」、「計画委員会の出し物」を予定しています。
今年度、中学部3学年は、総合的な学習の時間に郷土の伝統文化である「ねぷた」を取り上げ、三つの地域(「弘前」「黒石」「平川」)のねぷたについてグループに分かれて調べたり、ねぷたの染料を使って絵を描いたりして、ねぷたが長い歴史の中で続いてきた意味やねぷたの素晴らしさを感じながら学習を進めてきました。
調べた内容は、模造紙1枚分のポスターに、そして、運行ルートはマップにしました。また、りんごや桜の未利用資源であるせん定枝等を原料にした「美枝紙」に、ねぷたの染料で色を付けた絵を貼り合わせて、手持ちねぷたも制作しました。
それらを持参して、7月17日(木)に、交流校である船沢中学校で、発表して来ました。
船沢中学校の生徒さんからは、「知らないことが分かって良かった。」「(平川ねぷたに)行ってみたいと思った。」などの感想をもらいました。最後に、船沢中学校の校長先生からは、「黒石、平川、弘前のねぷたをよく見てきました。今日の発表は、三つの地域の特徴が捉えられていて、とてもよくまとまっていますね。」とお褒めの言葉をいただきました。
6月25日(水)、高等部3学年12名は、総合的な探究の時間で駒越町会の花壇植栽を行いました。町会の花壇の管理をして下さっている三上正彦様にもお越し頂き、生徒に植栽指導をして頂きました。花壇には、弘前市民会館の喫茶室baton様より、提供して頂いているコーヒーグラウンズ(ドリップ後のコーヒー豆)を再利用して作成したコーヒー堆肥を散布しました。生徒は学習の目的でもあるSDGsの観点から、捨てるものだったコーヒーを堆肥として再利用し、きれいな花を咲かせるため、丁寧に植栽活動を行いました。植栽活動を通して学校と地域との交流を深めることができました。
小学部6年生は、7月3日から4日までの1泊2日の日程で岩手県に修学旅行に行ってきました。
一日目、弘前駅に集合し、奥羽本線普通列車で新青森駅へ。新幹線「はやぶさ」に乗り換えて盛岡駅まで行きました。新幹線に乗るのは初めて、という児童が多く、みんなワクワク、ドキドキです。新青森駅では格好いい「はやぶさ」の先頭車両を見に行ったり、盛岡駅では「はやぶさ」の最後尾に「こまち」が連結する様子を見に行ったり、事前に勉強したことを、真剣な表情で確認していました。
盛岡駅からは借り上げバスで移動。わんこそば、冷麺、じゃじゃ麺という「盛岡三大麺」などを堪能して「いわて子どもの森」へ。〝おしごとトレイン〟や〝おもちゃ湯〟、〝スヌーズレンのへや〟など、いろいろなアトラクションで、からだをたくさん動かして遊びました。なかでも〝冒険の塔のっぴい〟では、何回も登って、すべり降りるスリルを味わっていました。
二日目は、午前中「盛岡市動物公園ZOOMO」を見学しました。特にサイやライオン、ゾウやシマウマ、キリンなどがいるサバンナエリアでは、実物の大きさに驚愕!!すぐにおうちに戻ってしまうゾウに大きな声で呼びかけるなど、目を輝かせて観察していました。
午後は、小岩井農場へ行きました。みんなで美味しいカレーなどを食べ、クラフト体験へ。一人1個自分でデザインして木製のキーホルダーを作りました。その後、おうちの人にお土産を買ったり、とても美味しいソフトクリームを食べたり。園内を巡るモーモー号に乗った人もいました。
今年も盛岡のバスガイド・かずちゃんが、盛岡駅から弘前駅帰着まで同行し、見学先など岩手の良いところを青森の良いところと併せてたくさん教えてくれました。おかげで目的地での見学や体験などが一層深まったように思います。2日間暑さに負けずみんな元気いっぱい活動し、事前に調べた以上に感動した充実した修学旅行でした。
6月26日(木)、中学部1学年ではアーティストGOMAさんをお招きし、美術の授業を行いました。
GOMAさんからの、「上手じゃなくてもいいんだよ、楽しく描いてね。」というアドバイスを聞き、生徒たちは同じグループの友達と一緒に、大きな和紙にペンで絵を描き進めました。にこにこマークや動物、車、アニメのキャラクター、木、数字や漢字、ダイナミックな線等、みんなの大好きなものが和紙いっぱいに表現されました。
ペン描きの後、GOMAさんが溶かした蝋で、点や線の模様を付けてくれました。最後に、みんなで絵の具の入った霧吹きスプレーを使って紙に吹きかけ、着色して仕上げました。
GOMAさんから絵の描き方、表現方法を教えていただく貴重な機会となりました。これからも、表現する楽しさを感じながら、様々な制作活動に取り組んでいきたいと思います。