青森県立弘前第一養護学校
Aomori Prefectual Hirosaki Daiichi Special Needs Education School
青森県立弘前第一養護学校
Aomori Prefectual Hirosaki Daiichi Special Needs Education School
12月11日(水)、中学部2学年の生徒が高等部を見学しに行きました。高等部の先輩方の作業学習の様子やどんな教室があるのかを見て回りました。中学部にはない作業班があったり、同じ作業でもよりクオリティの高い製品ができていたりする様子を真剣に見て学ぼうとする様子が見られました。中には、「やってみたい。」と話す生徒もおり、興味・関心をもつことができたようでした。見学の最後には、高等部の先生に「給食はありますか。」「作業は、自分がいきたいところにいけますか。」「タブレット端末は、授業でどうやって使っていますか。」「こぎん刺しの糸は、どうやって染めるのですか。」等の質問をして、高等部に関する知識を深めていました。中学部卒業後、どんなことをするのか見通しをもつことで、残りの中学部生活で何を身に付けたいか、高等部でどんなことを学びたいかを考える機会となりました。
12月9日(月)、ラジオパーソナリティの稲葉みどり氏をお招きし、「出前ラジオ局」を行いました。発声練習や早口言葉でパーソナリティが行うウォーミングアップを体験したり、想像力を使って音を聞き取る音当てクイズに参加したりなど、稲葉氏と生徒達が楽しくコミュニケーションを図りながら「ラジオ」に関する様々な体験をしました。
音当てクイズでは、学校生活の中にある様々な音の中から「階段をのぼる足音」や「蛇口から出る水の音」などが出題されましたがどの音も見事正解!想像力を働かせて「音」を聞くことができました。
あっという間の50分間でしたが「音や音楽」をそれぞれが楽しみ、その時間をみんなで共有することができた「出前ラジオ局」となりました。
11月20日(水)、中学部作業製品販売学習を行いました。中学部生徒が作業学習で製作してきた製品を販売したり、お互いに購入したりしました。
リサイクル班のシュレッダーで細断した紙を使った油すいとり君やアロマ消臭ポット、畑・木工班の甘くておいしいねぎや木工製品のへら、紙すき班の牛乳パックを再利用して作った和紙セットやぽち袋、エコクラフト班のおしゃれな色づかいのコースターやペン立て等、心を込めて作られた製品ばかりでした。販売会場は「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」等の元気な掛け声や、お客さんの笑顔であふれていました。
当日は小学部6年生の児童も、進路学習の一環として、販売学習で作業製品を購入する体験をしました。「(製品が)上手でした」「(先輩が)格好よかったです」といった感想が聞かれ、中学部進学を楽しみにしている様子でした。
中学部生徒にとっては、自分たちが作った製品をたくさんのお客さんに購入してもらったことで、作業意欲の向上につながりました。これからも、友達と力を合わせて、製品作りに取り組んでいきます。
11月7日、施設・職場見学がありました。Aグループの1学年は、『みのり・ひかり、りんごの里』、2学年は『いわきの里、月見野食房、月見野グループホーム』、3学年は『カリフラワー、おらんど、uniメゾン』、Bグループは『りんごの里、社会福祉センター(ペットボトルキャップとプルタブの寄贈)』へ行ってきました。見学中は、利用者さん達が真剣に作業している雰囲気に緊張しつつも、よく見て、施設職員の方々の話をしっかり聞き、質問する様子が見られていました。将来、どんな仕事がしたいか、これからどんなことを身に付けたら良いのかを考える貴重な機会となりました。
中学部1年生24名は、10月3日(水)に、地域で生活し、世界的に活躍しているGOMAさんに来ていただき、芸術教室を行いました。
今年度は、マジックペン1本で表現する「ペン画」に挑戦。テーマを決めずに描きたいものを描き、描きたいものが思い浮かばない場合は、「〇(まる)」を描くところからスタートしました。
自由な発想でペンを走らせ、あっという間に時は過ぎ、終了時の生徒の表情は充実感・達成感でいっぱい!そして、心地よい余韻を味わうことができました。そして、真っ白な画用紙は、一人一人の思いが詰まったかけがえのない画用紙となりました。
GOMAさん、表現する楽しさを教えてくださり、本当にありがとうございました。
※この様子は、ATVニュースで放映されました。