青森県立弘前第一養護学校
Aomori Prefectual Hirosaki Daiichi Special Needs Education School
青森県立弘前第一養護学校
Aomori Prefectual Hirosaki Daiichi Special Needs Education School
高等部3・4・5組では、青森県を代表する夏祭り「ねぶた(ねぷた)祭」が終わった後、廃棄されてしまうねぶた絵に着目し、SDGsの観点から昨年度より資源のアップサイクルに取り組んでいます。アップサイクルとは、廃棄物に手を加えて物の価値を高めることであり、廃棄されるはずだった物の寿命が伸びることにもつながります。SDGsの17の目標のうち、目標12「つくる責任、使う責任」に関連する活動です。
昨年度は祭りが終わったねぶた絵を香り袋にする活動に取り組みました。今年度は、ねぶた小屋の見学やねぶたができるまでの工程を知り、触れることを目的として紙貼りの体験をしました。
6月20日(木)青森市にあるラッセランドに行ってきました。お世話になった福士裕朗氏は青森市役所ねぶた実行委員会のねぶたを作っていました。ねぶた小屋は想像よりもはるかに大きく、中に入るとねぶたの骨組みがあり、どちらの大きさにも圧倒されました。
講師の福士さんがねぶた小屋を案内してくれました。紙貼り体験では、紙の表と裏の違い、紙の型の取り方、接着剤の塗り方など、生徒たちが取り組みやすい方法でやり方を教えてくれました。生徒たちは、初めて大きなねぶたの紙に触れ、接着剤をたっぷり塗って、ペタペタと見よう見まねで紙貼り体験をしてきました。ここで使われている紙はワイシャツを製造する工程でどうしても出てしまう端切れを再利用して作った和紙だそうです。生徒たちは貴重な体験をすることができました。祭りが終わったあとは、また香り袋を作り、アップサイクル活動をしていく予定です。